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○2018年10月6日
「京都大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」(東京国立博物館)

朝から東博に行きました。目当ては大報恩寺の快慶仏です。
大報恩寺は、千本釈迦堂の名で親しまれている、鎌倉時代開創の古刹。パネルでお寺の説明、北野天満宮との関係など説明されていて、わかりやすいです。

快慶の弟子、行快作の本尊釈迦如来坐像、快慶作の十大弟子が一つの部屋に集められています。
十大弟子は、チラシで見てもそんなにインパクトがあるわけではないのですが、実物は迫力がありました。
中でも目犍連のリアリティはすごいです。肋骨が透けてる感じや、横から見たときのやや前かがみの姿勢、顔のシワ一本一本に至るまで、非常に神経細かく造像されたことがわかります。
面白いのは東博が作ったチラシで、十大弟子の特徴が一人一人書いてあるのですが、この木犍連は「いざという時は、超能力が使えるのです」とありました。

運慶の弟子、肥後定慶作の六観音は大きいです。
向かって右から、如意輪観音、准胝観音、十一面観音、馬頭観音、千手観音、聖観音と並んでいて、木肌の感じや均整のとれた姿、複雑な衣文などが印象的です。
聖観音のみ撮影可なので、写真を撮らせてもらいました。
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